2021/09/14 10:00
カホンを良い音で聞かせるためには周波数が大事です。
カホンの良い音の抜け方は周波数によるといってもよいです。
今回は、なぜカホンの音の抜け方に周波数が大事なのか、他の楽器との関連性を説明します。
カホンの音を上手く調節できていない時がある
暑いですね!まだ5月(もうすぐ6月か・・・)というのにとんでもない暑さです。
外での作業は熱中症に気を付けないといけませんね。
これから夏に向けてどんどん暑くなっていきますが、外での作業中に何か暑さ対策してる方などいらっしゃいますか?
是非教えて欲しいです!
そして話はガラッと変わりますが、バンドなどで上手く音を聞かせる方法は何だと思いますか?
前回は乾燥しているほうが音のヌケがいいとお話ししました。
今回は違った観点、音の周波数から見ていきたいと思います。
ライブを見に行った時に、「ギターの音がやたらうるさくて歌声が聞こえない!」とか「ドラムが前に出すぎていて他の音が埋もれている!」といった経験ありませんか?
インディーズの音源なんか聞くとボーカルの音がやたら大きかったり、ギターの音がやたら大きかったりします。
特にギタリストの方は主張が強いのでギターの音は大きくなりがちです。(なぜギタリストの方は主張が強いのかはまた次回!)
カホンの音を上手く聞かせるには周波数が大事
ではどうすれば全体を上手く聞かせることができるのか。
ギターがうるさいからといってギターの音量を下げただけでは全体のバランスも崩れてしまいますよね・・・。
大切なのはそれぞれの楽器の「おいしいポイント」を引き立たせることです。
たとえば、ギターの「おいしいポイント」は2Khz~5Khzです。
ベースの「おいしいポイント」は100Hz~800Hzです。(それぞれの個体にもよりますので絶対この領域とは言えませんが・・・。)
ギターとベースの音が100Hzで被った場合、ベースの「おいしいポイント」が聞こえずらくなります。
ベースの音を際立たせるために、ギターはなるべく100Hzの音を出したくないですよね。
そこでイコライザーで100Hzの音の部分をカットします。
そうすると、同じ音量でもギターの音もベースの音も気持ちよく聞こえます。
yahmanカホンでは音作りを日々研究しています
これが周波数の観点から見た音の抜け方です。
yahman cajonではこの音の抜け方にも気を配って製作しています。
ボーカル、ギター、ベース、ピアノ、それらの楽器の音を土台として支えるものがカホンです。
より気持ちよく、それぞれの楽器の音を聞かせること。
他の楽器の「おいしいポイント」を邪魔しない音作り。
yahmanカホンも日々、研究開発しています。